なぜ扇子をひざの上に置いて挨拶してはいけないのか?。
いまや、扇子屋さんのお得意様は、水商売の女性たちです。
高い着物を着る機会の多いホステスや芸者さんたちが、扇子を買い求める。
ただし、彼女たちは、扇子の柄の部分についているヒモを嫌うそうだ。
「ヒモつき」とみられるのを嫌がるからといいます。
だから、最近の扇子は、ヒモのないタイプが売れています。
じっさい、扇子をもったときの立ち居振る舞いなど、すでに多くの日本人が忘れてしまっています。
水商売の女性たちのみに、伝統的な作法は受け継がれているといっても過言ではないのだ。